自分軸のはじまり

少し前にシコリを見つけた。

左胸の小さなコリコリ。

これってガン? 
違うよ そのうち消えるよ
私がガンとか…ないない


割と冷静な自分と、もうひとりの自分。
これからどうなる?
心ここにあらずな自分もいる。


あれこれと考えても仕方がない。
現状を知るためにその日のうちに乳腺科で
マンモグラフィとエコーで検査をしてもらった。


シコリは1センチ位でまだ初期だが、
形が悪性に近いような形なので、検査しましょうとのことで、その場で病理検査をすることになった。

シコリ辺りに麻酔をし、その部分の細胞?組織?を摂る。

針を刺し摂取するのだが、その音がおもちゃのピストルをパチンパチン!と打ったような音だったのが印象的だった。
私は反対側を向いていたので、見ていない。
チラッとでも見ておけば良かった。笑


普通なら深刻な状況のはずなのに、なんだか妙に客観的にとらえている自分に気づく。


約一週間後に結果を聞いた。

悪性。

え?そうなの? 
良性って言われるイメージだった。

切るの? 
手術とかやだな…

ガン家系じゃないのに…

私が?…

何が起きているのか頭が回らない。

でもさほど深刻ではなく落ち着いている。


先生が今後のことを丁寧に説明してくれた。
まずはガンの転移がないかをCTで検査。
そのガンがどういうガンなのかをMRIで検査し、
その結果をみて改めて相談することになった。



そして心の整理がはじまった。
どう向き合う?


病気にはいろんなメッセージがあって
中にはその体験をすると決めてきている人もいるという。
私はそんな風に捉えている。


私へのメッセージは?

このことを理解してくれるであろう友人と話したくなった。
彼女は長時間電話で私と向き合ってくれた。

リラックスしてカウンセリングを受けているような感覚になれて、とても有り難かった。


気づいたことは
自己犠牲。
ちょっとした我慢や小さな無理をしてしまうこと。
当たり前になりすぎて、気づかなかった。

自分の気持ちにフタをして…
少しくらいまぁいいや!って思っていたけれど、
『それは違うよ!もうやめて!』ってからだが教えてくれた。

それはまさに他人軸。
自己犠牲に幸せはやってこない。

自分のことってわかっているようで、案外わかっていない。

からだが教えてくれたのだと思ったら、感謝しかなかった。
私のからださん、教えてくれてありがとう。
もう無視しないよ。



検査が可能な病院へ予約をし、今はCT検査は終了。
来週はMRI検査。


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